米国・欧州製造業の景気回復の動向明確…中国には暗雲
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.03 14:30
米国と欧州の製造業の景気が、回復の流れを明確に見せている。一方で中国をはじめとする多くのアジア地域の景気は引き続き沈んだままだ。グローバル金融危機以後、世界経済の回復を中国などの新興国が導くという期待が、面目を失ったような姿だ。アジア地域では日本がアベノミクスのおかげで好調を見せた。欧州ではドイツが相対的に振るわなかった。フィナンシャルタイムズ(FT)が2日、主要27カ国の6月の購買担当者景気指数(PMI)を集計して分析した結果だ。これによれば22カ国が上昇したが5カ国は下落した。全般的に世界の製造業の景気が回復の流れに乗っていることを読みとれるとFTは分析した。
量的緩和の縮小論議の真っただ中にある米国は、6月の米国供給管理協会(ISM)の製造業指数が50.9を記録した。これは前月(49)はもちろん市場の予想値(50.6)も上回ったものだ。製造業の景気を示すISMとPMI指数は50を基準としてこれより高ければ景気拡張、低ければ景気萎縮を意味する。