<南北首脳会談対話録>金正日「剣はあるが、お金はない…経済は活性化の欲望だけ」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.26 10:22
韓国側の同席者の金万福(キム・マンボク)国家情報院長にまで「今日合意したことをすべて条項に入れなさい」と指示するような場面もある。李在禎(イ・ジェジョン)統一部長官が当時推進された北京オリンピック(五輪)韓国応援団の北朝鮮陸路通過問題に言及しながら「北京行きの北朝鮮鉄道利用の意味」を強調すると、「意味は何か。人気を得て何をするのか」と面と向かって責めるような場面も出てくる。
「南側の人たちは自主性が少しなければいけないのでは」とし「機嫌をとるところがあまりにも多いと私は思った」と主張した。そして「自主性がないといえば、あまりにも人格冒とく的のようだが…」などの押して引くような話術を駆使した。こうした話しぶりから、首脳会談で金正日が意図的な欠礼をしたという指摘が出ている。
やぼったい修辞もしばしば登場した。北方限界線(NLL)問題について話す時は、「北方限界線だの、軍事境界線だの、侵犯したかどうか、水の上に何の痕跡が残るのか。ただほざいているだけだ」「大同江(テドンガン)、漢江(ハンガン)に船が通った痕跡もないのに」などと表現した。