男性への性暴行も強姦罪…児童わいせつ物制作は最高無期刑に=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.18 10:14
先月4日(英国時間)、英国では同性愛者で知られたナイジェル・エバンス英国下院副議長が20代の男性2人に性的暴行をした容疑で逮捕された。一方、韓国内ではこのような事件が発生してもまともに処罰できなかった。刑法上、強姦罪の対象が“婦女”に限定されているためだ。しかしこれからは事情が変わる。性犯罪関連の6法律の150の条項を全面的に見直した改正案が、19日から施行されるからだ。改正案は性犯罪親告罪の廃止や男性強姦のほかにも、これまで社会的に指摘されてきた性犯罪関連の議論を幅広く反映した。
最も目につく変更は、“強姦”に該当せず“強制わいせつ”であいまいに処罰していた男性やトランスジェンダー対象の性犯罪処罰規定を明確に細分化した点だ。強姦犯罪の対象をこれまでの“婦女”から“人”に広げ、これからは男性を強姦した場合にも3年以上の懲役に処される。戸籍上は男であるトランスジェンダーを性暴行したり、女性が男性を性暴行したりしても強姦罪と認定する。法務部関係者は「女性の社会的地位向上など社会構造の変化により、男性たちも性暴行犯罪から保護する必要ができた」と説明した。ドイツ・フランス・オーストリアなどの先進国ではすでに性犯罪の対象を“婦女”から“人”に拡大している傾向だ。