【コラム】宝くじを買う心情で核放棄を望むのか=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.07 15:02
先月22日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の特使として中国を訪問した崔竜海(チェ・ヨンヘ)総政治局長が冷遇を受けたという。習近平国家主席は崔特使が中国に到着した3日後に会い、崔特使は面談直後に急いで平壌(ピョンヤン)に帰る姿だった。冷遇の理由は北朝鮮が核放棄の意思を明らかにしないからだという。実際、崔特使は中国滞留期間中ずっと「対話」を強調しただけで、「核放棄」は一度も口にしなかった。北朝鮮メディアは崔特使が戻った後、「核放棄はない」と繰り返し強調している。
北朝鮮の核問題が国際社会のホットイシューに浮上して以来20年が経過した。20年間進行された国際社会の北朝鮮非核化努力は結果的に「完全な失敗」だった。北朝鮮の核開発は大きく進展し、2、3年以内に数十個の核弾頭とこれを運ぶ長距離ミサイルを保有する見込みだ。その過程を簡略に見てみよう。