【社説】北朝鮮人権法、与野党の合意を急ぐべき=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.04 13:13
ラオスから脱北青少年9人が北朝鮮に連行された事件をきっかけに「北朝鮮人権法」の制定を急ぐべきだという主張が出ている。両者の間に明らかな因果関係があるかどうかは分からない。ただ、ラオスでの事件で北朝鮮が深刻な人権死角地帯という点が改めて浮き彫りになったのは事実だ。
北朝鮮の人権改善のための国家的努力を後押しするため、北朝鮮人権法の準備が急がれるという問題意識はかなり以前からあった。しかし与党と野党、保守と進歩の間で、北朝鮮人権改善のための方法論をめぐる激しい対立が続き、法案制定の努力は成果を出せなかった。現在、国会には計6件の北朝鮮人権法案が提起された状態であり、与党の法案と野党の法案の間には大きな隔たりが存在する。