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改革を旗印に揚げたレスリング、敗者復活戦

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.31 11:29
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「予想通り流れている。レスリングがオリンピック正式種目に再び入ることを確信する。」

ハン・ミョンウ(57)大韓レスリング協会副会長は30日、「結局レスリングが2020年オリンピック正式種目に含まれるだろう。競争種目である野球-ソフトボールやスカッシュはそれぞれ致命的な短所がある」と話した。国際オリンピック委員会(IOC)は30日(韓国時間)、ロシアのサンクトペテルブルクでIOC執行委員会を開いてレスリングを野球-ソフトボール、スカッシュとともに正式種目最終候補に選定した。3種目は正式種目の残った1枠をかけて9月にアルゼンチンのブエノスアイレスで開かれるIOC総会で競う。武術・ローラースポーツ・スポーツクライミング・ウェイクボード・空手など5種目は脱落が確定した。

 
レスリングはこの日、1回目の投票でジャック・ロゲ(71)IOC委員長を除く14人の執行委員のうち8人の支持を受けて一番に生き残った。 ハン副会長は「レスリングは今年2月の退出候補になった直後、4日後にラファエル・マルティ二ティー(スイス)を国際レスリング連盟(FILA)会長職から追い出した。また今月19日にはネナド・ ラロビッチ(セルビア)職務代行を会長に選任した」として「レスリングが強力な改革を試みるとすぐにIOC委員も心を変えた。素早い変化の動きを見せたレスリングが最後の勝者になるだろう」と自信を持った。

一方、ともに正式種目候補として生き残った野球-ソフトボール、スカッシュはIOC委員を動かせずにいる。野球とソフトボールが連合してオリンピック再進入を狙っているが、メジャーリーグは依然としてシーズン中の選手をオリンピックに送ることはできないという立場だ。このため興行をますます重要だと考えるIOC委員の歓心を買い難い。スカッシュはヨーロッパで人気が高いが、テニスと似た点が多く正式種目になるには限界があるという声が高い。

古代オリンピックから近代オリンピックまで、オリンピックの歴史と共にしてきたレスリングは一歩遅れてIOCの方針に従った。マルティ二ティーを追い出したことからそうだった。FILA会長として2002年から11年間独裁を行ってきたマルティ二ティーは大会の度にIOC委員らと衝突し、結局レスリング退出の決定的原因を提供した。

ハン副会長は「マルティ二ティーは『レスリングのヒットラー』だ。妻と娘・婿までFILAに就職させて個人企業のように運営した。ロンドンオリンピックでは審判配分を好きなように変えて公正性を破った。IOC委員がマルティ二ティーを追い出すためにレスリングを退出させようとしたと見られる」と説明した。

マルティ二ティーが作ったセット制競技方式も今月19日、FILA特別総会を通じて9年ぶりに消えた。総点制に転換されて3分2回戦試合を行えば後半の逆転勝ちを狙えるため、試合の面白味を引き上げることができる。またFILAは女性副会長職を新設して、女子自由型階級を4から6階級に増やすなど、女子レスリングの外回りを拡大する方針だ。男子自由型とグレコローマン型はそれぞれ7階級から6階級に減る。

オリンピック残留希望を大きくしたレスリング界は久しぶりに活気を取り戻した。バン・デドゥ(59)ロンドンオリンピック・レスリング代表チーム監督は「ようやく後輩たちのに顔向けできるようになった。9月の総会まで緊張を緩めないで努力しなければならない」と話した。キム・ハクヨル(52)大韓レスリング協会事務局長も「眠れなかった。第1目標を成し遂げて幸いだ。 レスリング関係者と全ての国民の助けを受けて機会を再び得た」と笑った。

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