韓国の歴史学者インタビュー(1)「南北平和統一が実現すれば、強大国はむやみに行動できない」
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.05.24 16:57
乱世にぶつかったり、道が見えない時は、視線を歴史を向けろといった。口にするのも恥ずかしいセックススキャンダルで青瓦台(チョンワデ、大統領府)が揺れている時点で、元老歴史学者の姜万吉(カン・マンギル)教授(80)に会った。独裁時代だった1970、80年代に新しい民族主義的な視点で分断の現実を分析した姜教授の本は、李泳禧(リ・ヨンヒ)元漢陽大教授の著書とともに大学生・知識人の必読書だった。その姜教授を煩わしく感じた全斗煥(チョン・ドゥファン)軍事政権は、姜教授を教壇から4年間追放した。姜教授はなおさら学問にまい進し、分断問題を正面から扱った著書を出し、史学界の革新を牽引した。「歴史の教訓を聞きたい」という要請で始まったインタビューは7時間以上続いた。
--過去2000年の韓半島の歴史が私たちに与える教訓は何か。