「近くの山にもフル装備で山登り」…世界2位に浮上する韓国アウトドア市場(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.09 16:29
7日日曜日午前、ソウル中渓洞(チュンゲドン)の佛岩山(プラムサン)登山口は足の踏み場がなかった。春の花はまだ咲いていないが、駆けつけた登山客の服装は春の花よりもさらに色とりどりだった。家族単位の登山客だけでなく20~30代の新婚夫婦、60~70代の老年層までと全年齢層で込み合った。開城(ケソン)工業団地閉鎖など北朝鮮の威嚇は続いていたが、登山客の足並みは午後遅くまで絶えなかった。佛岩山だけでなくこの頃は全国の山で週末ごとに繰り広げられる風景だ。
韓国のアウトドア市場は、世界各国の有名アウトドアブランドにとって“ミステリーマーケット”だ。成熟期に到達したかと思ったところが、さらに大きくなっている。韓国国内の市場規模は2006年の1兆1000億ウォン(約960億3000万円)から昨年の5兆8000億ウォン(約5057億6000万円、サムスンファッション研究所集計)へと、6年間で5倍超にも増えた。