【コラム】韓国人の沸き立つ野望、ふさがれた出口(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.09 14:02
経済ラインはどうか。玄オ錫(ヒョン・オソク)経済副首相、趙源東(チョ・ウォンドン)経済首席、尹相直(ユン・サンジク)産業通商資源部長官はすべて官僚出身だ。官僚とはいえ創意性と距離が遠いものではないが、やはり経済的な巡航と事態の収拾の方に精通している。趙源東首席は前政権と一線を画するため、すでに成長率を下方修正した。予想される成長沈滞の責任を避けようとする官僚的な措置であった。では、中身のないその素敵な概念だけで執権に成功したということか。「沸き立つ野望」を果たして増幅させることができるのか、それとも冷え込ませるのか。
見兼ねて大統領が出てきた。「科学技術とICT融合を通じて産業と産業、産業と文化が融合し、付加価値・成長動力・雇用を生産する」と一喝した。勇気を得た参謀陣はU-ヘルス歩数計、塩分測定箸、K-POP韓流遠征隊を例に挙げた。融合はそれだけではない。科学技術とバイオが結合したバイオX、ソフトウェアベンチャーなど「元祖創意産業」などのリストは限りなく長い。すべてよいが、狙う目標は何であり、誰がどのように推進するかがもっと重要だ。青瓦台(チョンワデ、大統領府)は5月末までに青写真を出すと伝えた。やはり概念だけあったということだ。