日銀、アベノミクスを支援…さらに強まる円安空襲に韓銀は(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.05 09:13
黒田は声明書で「物価2%目標を2年以内を『可能な限り早く』成し遂げるようにする」と宣言した。一層強化されたデフレーション(長期物価下落)解決の意志を明らかにしたのだ。この日、日本経済新聞は「米国よりはるかに多様な資産を買い入れるQE」と伝えた。
黒田総裁は歴史的な変化も断行した。通貨政策のテコを変えてしまったのだ。今までBOJは基準金利である1日無担保コール金利(現0.1%)を調整して物価と成長率変化を誘導した。だが、これからは通貨量を直接動かす方式を使うことにした。米国・韓国などが使う基準金利ターゲティングを日本が捨てたのだ。歴史的な回帰だ。主要国の中央銀行は1990年以降、通貨量をあきらめて基準金利をテコとして採択した。専門家はこれを「『新自由主義通貨政策』の勝利」と呼んだ。BOJが主要国の中央銀行の中で初めて新自由主義パラダイムから離脱したわけだ。
ロイター通信は「BOJがQEを初めて導入して通貨政策の新しい場を開いて米国・英国などに影響を与えた」として「今回の基準金利放棄も似た先例になり得る」と展望した。黒田総裁はこの日出した政策パッケージを「質的・量的通貨緩和」と名付けた。