【中央時評】朴槿恵大統領は創意的だろうか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.03 11:33
このところ水曜日の夕方にある大学の「創意アカデミー」に通っている。上司から「きみの文章が以前のようではない」ととがめられ生存本能がうごめいていたのだ。新政権の「創造経済」と「創意教育」が何かも気になった。夕方に疲れた体で再教育を受けるなら居眠りをするのが常だ。創意性が何かまったく感覚をつかめない。どのように創意性を育てることができるのかもたびたびこんがらがる。それでも1カ月間に得たものがあるならば、2つの事例だ。
まずイタリアの画家であるボッティチェリの創意性だ。彼の「ビーナス誕生」はルネサンス時代の傑作だ。だが、1485年には田舎の別荘にかけられた見るべきものもない絵にすぎなかった。フィレンツェで人気をさらったラファエロの古典的写実主義に押され名を知らせることもできなかった。中世の終わりにいくら重要部位を金髪で隠したといっても女性のヌードはタブーだった。聖書の代わりに神話から持ってきた異教徒的画風や遠近法を無視した非現実的な10頭身のスタイルも敬遠された。