<辻調社長インタビュー>(1)「韓食グローバル化、料理で儲けるつもりなのか」
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.03.28 16:11
世界3大料理学校としては、フランスの“ル・コルドン・ブルー”(1895年設立)、米国のCIA(1946年)、日本の辻調グループ校(1960年、以下辻調)が挙げられる。この辻調と提携して韓国企業の東亜1(ドンアワン)グループが韓国料理文化の発展のため2008年に「tsuji+I」を設立。オープン5周年にあわせ、辻調の辻芳樹校長(49)が招待講演のために最近訪韓した。
芳樹校長は「料理人の最も大きな資質は情熱と根性、明晰な頭」として「このごろは金持ちになろうと創業するシェフがよくいるのだが、これは長く続かない」と強調した。彼はまた、李明博(イ・ミョンバク)政権が推進した韓食グローバル化について「韓国料理を輸出して儲けるつもりなのか、韓国文化を伝播するということなのか、定義から正しくしなければならない。何をしようとしているのか分からない」と話した。そして「韓国人の料理の腕も重要だが、正確な韓国料理のレシピ(調理法)を作って標準化しなければならない」と助言した。