【社説】深刻な韓国社会指導層の性的逸脱
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.23 12:23
著名な人権運動家の高恩泰(コ・ウンテ)中部大学教授が20代の女性にセクハラをし、波紋が広がっている。高教授は国際人権団体「国際アムネスティ」の最初の韓国人国際執行委員を務めた人物だ。ある女性ネットユーザーは高教授の講義に感動し、カカオトークで連絡していたところ、高教授からセクハラを受けたと主張した。高教授が裸の写真を送ってほしいとし、変態的な関係を結びたいと伝えてきたと、この女性は明らかにした。波紋が広がると、国際アムネスティは高教授を懲戒すると明らかにした。表では人権保護を叫んできた知識人が、裏では女性を相手に常識はずれの言語暴力を加えたというのは、韓国社会の歪んだ性意識の断面だ。
私たちはある建設会社の“性接待”ゲートに連日、驚いている。性接待を受けたとされる人たちの中には高位公職者、監査機関の幹部、大学病院長などの名前が挙がっている。この人たちがポルノ映画に出てくるような乱交パーティーをしたという報道は、一般市民をぼう然とさせる。こうした中で高教授の非倫理的な行為は、社会指導層に蔓延した歪んだ性文化を改めて見せている。