【社説】青瓦台の検証システムの根本的見直しを=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.22 09:58
江原道(カンウォンド)建設会社の性接待疑惑に巻き込まれた金学義(キム・ハクウィ)法務部次官が昨日、辞表を出した。任命から8日目だ。金次官は疑惑を強く否定しながらも、メディアに名前が出たことに負担を感じて退くようだ。
真相は捜査で明らかになるだろうが、疑惑が浮上した金氏を法務部次官に起用するまで、青瓦台(チョンワデ、大統領府)の人事検証システムは違う次元の問題を表わした。他でもなく司政当局の幹部だからなおさらだ。
性接待疑惑に対する警察の内偵は次官人事の前に行われた。また青瓦台民政ラインが性接待の噂に接したのが2月末だった。民政ラインは直ちに検察と警察に確認し、当事者の夫人と警察の説明を土台に「問題ない」という結論を出したという。しかし真偽はさておき、性接待疑惑に司政当局の幹部の名前が出てくること自体が普通でない。芸能人のスキャンダルのように数日間騒いで終わる問題ではない。青瓦台と司政当局の権威と信頼に大きな汚点を残すかもしれない懸案だ。青瓦台がこれを問題視しなかったとすれば、非常に安易な判断だ。