駐韓米国大使「韓国が準備不足なら戦作権移譲は不可」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.02.22 11:00
ソン・キム駐韓米国大使が20日、「韓国側が準備できていなければ戦時作戦統制権は移譲しない」と明らかにしたことで、2015年12月に予定された戦作権転換の延期論が浮上している。
ソン・キム大使はこの日、ある会合に出席し、「2015年までに韓国が準備できるかを評価するために(韓米間で)対話をしている」とし「両国政府ともに韓国軍が戦作権を引き受ける十分な準備ができたと判断した時、戦作権が転換されるだろう」と述べた。
ソン・キム大使の発言に対し、韓国政府はひとまず予定通りに進行するという立場だ。千英宇(チョン・ヨンウ)青瓦台(チョンワデ、大統領府)外交安保首席は21日、「戦作権を転換しても対北朝鮮抑制には支障がないはず」と述べた。国防部の当局者も「予定された時間に合わせるために準備をしてきた」とし「これまでの評価の結果、大きな無理なく準備が進んでいる」と伝えた。