「失われた20年」 日銀の独立時代に幕、韓国も…(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.01.23 09:39
しかし日本経済は三重野総裁の思い通りにならなかった。長期デフレと景気低迷の沼に陥った。高齢化などの問題もあったが、日銀の失策もあった。ベルナー教授は「大蔵省が開発時代のパラダイムにこだわってバブルを招いたように、日銀は経済状況が変わったにもかかわらずバブルを消すことに固執したことで、日本が“失われた20年”の苦痛を経験することになった」と指摘した。
日銀は2001年の量的緩和、2012年の物価上昇目標制などの政策を導入し、デフレ阻止に取り組んだが失敗した。その結果がまさに独立性の喪失ということだ。円安で輸出と雇用を増やそうとする過去の大蔵省パラダイムが自然な流れで復活した。韓国など隣国と為替レートおよび貿易紛争が予想される。