円安の襲撃…韓国の日本人観光客が急減(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.01.21 09:09
「お姉さん、だめです。これは全部安い」。 19日未明、ソウル東大門「ミリオレ」1階の女性衣類店。チョさん(37、女性)は言葉もあまり通じない日本人観光客のカップルと5分以上も話をした。日本人の客が買わずに去ろうとすると、チョさんが呼び止め、一着1000ウォン(約80円)ずつ割り引いた。チョさんは「一着に2000ウォンしか利益がないのに、やむをえず1000ウォンずつ割り引いた」と語った。この店では昨年11月から日本人客が半分に減っている。購入金額が少ないうえ、割引も要求される。隣の店のチェ・スクヒさん(45)は「1998年のオープン当時からここで商売しているが、これほど客がいないのは初めて。賃貸料を出せずに出て行く人も出てくる」と話した。
日本人観光客の名所に挙げられる東大門「クイックマッサージ」も活気を失っている。パク・ヨンギル社長(61)は「05年と料金は変わっていないが、最近は『高い』と言って引き返す人が多い」とし「以前は午前4時ごろまで客がいたが…」と語った。