華麗だったスターカップルの相次ぐ悲劇=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.01.07 08:51
プロ野球選手、夫、父、事業家、指導者…。どれひとつ思うようにいかなかったせいだろうか。一時は当代最高の投手という評価を受けた野球スターのチョ・ソンミン氏が6日、暗く小さな浴室で波乱の多かった人生を1人で締めくくった。5歳年上の前妻のチェ・ジンシル氏が生きた年数と同じ40年を生き、自ら命を絶った方法もチェ氏と同じだった。周辺では「人生が本当にアイロニーだ」と話す。
ソウル・水西(スソ)警察署によると、チョ氏は6日午前3時40分、ソウル・道谷洞(トゴクドン)の交際女性の家の浴室でベルトで首を吊って死亡した。チョ氏はこの日女性から離れを告げられ、その直後にジュースで割った焼酎2杯を飲んだという。その後母親に「私も韓国で生きる道がない。母さんには申し訳ないが息子はいなかったことにしてください」というメッセージを送った。女性にも、「私の人生の最後に一緒にいられず胸が痛む。強く生きてくれ」というカカオトークのメッセージを送ったことが確認された。別に残された遺書はなかった。水西警察署のキム・チョンス刑事課長は、「外部から侵入した形跡や他殺とみられる外傷なども発見されなかった」と明らかにした。