北朝鮮の銀河3号ロケット、ミサイル用酸化剤を使用
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.12.24 09:27
北朝鮮が12日に打ち上げた長距離ロケット「銀河3号」には長距離ミサイル用酸化剤の赤煙硝酸(硝酸94%、四酸化二窒素6%)が使われたことが確認された。酸化剤は空気が希薄な上空で空気の代わりに燃料の燃焼を助ける物質だ。また、銀河3号に弾頭を搭載する場合、射程距離1万キロメートルを超える大陸間弾道ミサイル(ICBM)に転用できると明らかになった。
国防部当局者は23日、「14日に海軍が引き上げた酸化剤タンクを分析した結果、赤煙硝酸を確認した。一般的に宇宙ロケットは液体酸素を使うが、長期間常温で保管が可能な赤煙硝酸を酸化剤に使ったのは、銀河3号がICBMということを示すもの」と明らかにした。同当局者は、「酸化剤タンクの大きさは長さ7.45メートル、直径2.4メートル、厚さ3.8ミリメートル、重量1.13トンで、搭載された酸化剤の容量は48トンと推定される。シミュレーションの結果118トンの推進力を見せ、500キログラムの弾頭を搭載する場合、最低でも1万キロメートル以上飛行できることが明らかになった」と付け加えた。