【時視各角】「ミアリテキサス」の裏で…規制しても増える韓国の性売買(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.12.07 16:11
それから10年後、鍾岩警察署に赴任した金康子(キム・カンジャ)署長はその島を大々的に取り締まった。しかし彼女はしばらくすると、取り締まりよりも売春女性の保護に方向転換した。花代の分配比率を定め、監禁を禁止し、休日も作った。やめたい女性は出て行けるようにし、職業自活も支援した。彼女はそのように集娼村の秩序を作っていった。
さらに10余年が過ぎた今、その間に作られた「売春特別法」で売春が禁止された韓国は、皮肉にも外国にまで噂が広がる「売春楽園」として通じる。売春は住宅街にも広がり、8兆ウォン(約6000億円)台の産業規模を誇る。女子大生・主婦まで“アルバイト”をする、この陰性取引市場では、衛生と人権じゅうりんの程度を確認できない。この渦中に金元署長は生計型女性のための「制約的公娼制」を主張している。何が間違っていたのか。