サムスングループが李健熙（イ・ゴンヒ）会長の就任後初めて就任記念式を行うことにした。２５年にわたりグループを引っ張ってきた意味を再確認し新たな跳躍を誓うためグループ最大行事である「誇らしいサムスン人賞」の授賞式とともに開催する。

財界によると、サムスングループは李会長の就任２５周年記念行事を３０日午後３時３０分からソウルの湖巌アートホールで行う。この日は「誇らしいサムスン人賞」授賞式が予定されている日で、サムスンは授賞式の場所もサムスン電子本社多目的ホールから湖巌アートホールに変えることにした。１年間にサムスンの価値をより高めた社員を選んで授賞する「誇らしいサムスン人賞」は李会長が直接授賞するほどグループが大きな意味を付与している行事だ。毎年１２月１日に開かれるが今年は土曜日なので１日操り上げた。財界ではサムスングループが別途の記念式はしないで静かに２５周年を過ごすと予想した。しかしサムスンはこれまでの経営成果を顧みる一方、世界的な景気低迷による困難を克服する意志を集めようという次元から記念式を準備してきたという。

特に今年はサムスンのブランド価値が世界１０位に初めて入り、サムスン電子もまた過去最大の業績を続けるなど、祝うべきことも多く、そのままやり過ごすのはやめようという意見が多かったものとみられる。

だが騒がしい記念式ではなく、内部社員が参加する質素な記念式になると伝えられた。就任１０周年だった１９９７年には通貨危機によりお祝いを兼ねてエッセイ集の出版記念会をしたが別途の記念式はなかった。