仕事が急減…韓国南海岸の造船ベルト崩れる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.10.11 17:43
先月20日夜、慶尚南道統営市道南洞。 例年なら“不夜城”となるこの街は閑散としていた。 ほとんどの飲食店が“開店休業”状態だ。 造船所付近のビルは1階を除いてほとんど空いていた。 出入口や窓には「賃貸問い合わせ」という文字が見える。 この地域の観光ホテルのハ・ジェグ支配人(47)は「造船所前の飲食店の経営者の中には、自分の店を閉めて、統営市内でアルバイトをしている人がかなりいる」とし「造船所の盛況で97年には通貨危機も知らなかった統営が、今では深刻な危機を迎えている」と述べた。
中小造船所が密集している南海岸造船ベルトが崩れている。 10日の金融監督院(金監院)によると、国内中小造船会社23社のうち1社(シンアン重工業)を除いた22社がリストラ中だ。 この中には回生の可能性が見えず、破産が決まったところもある。 全羅南道木浦(モクポ)にある一興造船は企業再建手続きを中断し、近く売却手続きを踏む予定だ。 統営にある三湖造船は今年破産し、21世紀造船はまもなく廃業する。