監視カメラで見つけた? 北朝鮮兵士、生活館ノックして亡命
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.10.11 11:59
2日に武器を持たずに江原道(カンウォンド)の東部戦線の鉄柵を乗り越えてきた北朝鮮兵士の亡命過程を、管轄部隊がずさんな警戒にともなう責任を避けるため縮小化しようとしていたことがわかった。合同参謀本部関係者は10日、「鉄柵をすり抜けたという指摘に対し合同参謀検閲室が調査した結果、最初の報告とは違い亡命者が哨所まで何の制止もなく接近した後、韓国軍兵士の生活館(内務班)のドアを手で叩いて亡命の意思を明らかにした」と話した。該当部隊は北朝鮮兵士が生活館のドアを叩くまで何の措置も取らなかったと合同参謀は説明した。鉄柵前方の非武装地帯で監視任務を遂行する戦闘前哨(GP)、鉄柵後方で鉄柵を監視する一般前哨(GOP)、そしてGOP部隊の生活館の監視カメラが順にすり抜けられたのだ。
合同参謀は8日に該当部隊の報告を基に、勤務中だった兵士が監視カメラで北朝鮮兵士を確認し身柄を確保したと明らかにした。チョン・スンジョ合同参謀議長もこの日の国会国防委員会で、「監視カメラを見て亡命者の身柄を確保した」と話した。該当部隊が警戒態勢のずさんさの責任を縮小するため上部に虚偽報告し、結果的に議長が国会で偽証をしたことになる。