韓国映画界のアウトサイダーから世界的な巨匠に…ベネチア映画祭金獅子賞の金基徳監督
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.09.10 14:14
思春期は貧困のため学校にさえ通えなかった。 ソウル清渓川(チョンゲチョン)で労働者として働いた。 そしてその清渓川で底辺を生きる人たちの話で、ついに世界映画界の頂点を極めた。 映画「ピエタ」で8日(現地時間)、第59回ベネチア国際映画祭の最高賞である金獅子賞を受賞した金基徳(キム・ギドク)監督(52)のことだ。
金監督は7月の映画制作報告会で、「私が15歳の時から7年間働いた工場が清渓川にあった。 この数年間で清渓川は大きな変化を経験した。 資本主義の弊害を清渓川の変化を通じて例えてみたかった」と話している。 “清渓川キッズ”時代が世界的な監督になる礎石になったのだ。