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IFAで公開された中国の技術、韓国を追い上げる

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.09.05 08:46
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ガラスのように透明な画面に映像が現れる46インチディスプレー、めがね不要で3D立体画面を見られるテレビ…。

サムスン電子やLG電子、日本、欧州の家電業界が公開した技術ではない。先月31日からドイツ・ベルリンで開かれている国際家電見本市のIFAで中国企業がこうした技術や新製品を発表した。

 
中国の電子メーカーが変わった。これまでは世界をリードする企業のデザインと機能をまねた低価格新製品を発表するのにとどまっていたとすれば、今回のIFAでは自分たちが技術を先導する水準に上がったことを示すとみられている。

中国のハイアールはIFAで昨年より2倍ほど広い展示館を確保した。冷蔵庫や洗濯機のような家電製品だけでなく、スマートテレビ、スマートフォン、タブレットPCまで陳列した。55インチLED3Dテレビとともに46インチ透明ディスプレーを出し注目された。スマートフォンと関連してハイアール欧州本部モバイルマーケティングディレクターは、「昨年中国で事業を始め、今回のIFAを欧州進出の契機にしたい」と話した。

世界5位のLEDテレビメーカーであるハイセンスはめがねなしで3D画像を視聴できる「ウルトラD」技術を公開した。これに対し専門家らは「まだ商用化するには補完すべき点があるが、注視すべき技術であることに間違いない」という評価を下した。ハイセンスはまた、年内にスマートフォン2製品を欧州市場で発売すると発表した。

スマートフォンの場合、中国企業は低価格型市場を選択した。中国の携帯電話メーカーの華為はIFAでスマートフォンブースを設け、「魅力的なほど安い価格のスマートフォン」というキャッチフレーズを使った。OSにアンドロイド4.0を搭載した4インチの華為の最新型スマートフォンモデルである「アセンドG330」は11月に欧州で発売予定で、価格は約定なしで199ユーロに策定された。サムスンとアップルの欧州市場でのスマートフォン価格の半分水準だ。スペインのIT専門ブロガーのアルベルト・バレスティンは、「中国企業が市場攻略ターゲットをはっきりと定めてしっかりと海外市場進出を始めた感じだ。スマートフォンの場合、アップルやサムスンと比較して応答速度に大差ない点が驚くべきだ」とした。

いまのところは全体的に中国の電子製品は韓国と技術格差があるが、テレビ分野は1~3年まで縮まったという分析もある。TCLが公開した46インチスマートテレビの場合、ベゼルの厚さが1センチメートル前後にすぎなかった。これは韓国や日本と似ており、欧州メーカーの4~5センチメートルと比較すれば先を行くデザインだ。ハイアールが日本のサンヨーを、鴻海がシャープを買収しただけに、ここで得た技術やデザイン競争力を基に中国の電子メーカーが遠からず先進国のプレミアム市場にまで参入するという観測も出ている。

サムスン電子の尹富根(ユン・ブグン)社長は今回のIFAでの中国メーカーの急浮上について、「既存の枠組みで競争するより、最初から市場を変える戦略を悩んでいる」と明らかにした。それこそ革新的な新製品を出し中国メーカーの追撃をかわさなければならない時という話だ。LG電子の権遠喜(クォン・ヒウォン)テレビ事業本部長は、「中国が恐ろしいほど追いかけてきているのは事実だが、われわれも早く逃げようと力を注いでいる。先行できる技術を絶えず開発し中国をリードする方向を探らなければならない」と強調した。

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    2012.09.05 08:46
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    世界5位のLEDテレビメーカーの中国ハイセンスはベルリンで開かれた「IFA2012」でLEDテレビと「グーグルテレビ」をブースの全面に展示した。外国人スタッフが動作認識を試演する姿も目につく。
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