【コラム】経済領土拡張に向けたリーダーシップが切実だ=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.09.04 11:43
最近になって独島(ドクト、日本名・竹島)、尖閣列島(中国名・釣魚島)、クリル列島(日本名・北方領土)など北東アジア地域で領土領有権をめぐる対立が浮上している。「新たな冷戦」時代と呼ばれるほど対立が激しくなっているが、ここにはさまざまな要因がある。中国の浮上により再編されているパワーバランスのようなものだ。だが、私たちが逃してはならないまた別の部分がある。それが「資源確保」の側面だ。継続する一連の領有権対立を眺めながら改めて「経済領土」確保の重要性を実感することになった。
国内総生産(GDP)基準で世界経済の60%以上を占める45カ国と自由貿易協定(FTA)を結んだ韓国の経済領土は世界3位水準だ。韓国も経済領土確保と海外進出の側面ではかなり成果を見せていると言える。それでも韓国の人々は消極的で内部指向的な性向を持っているという認識があるようだ。歴史的に他の国を侵略した事例が極めて少なく、朝鮮の「閉ざされた政策」と党派争いなどによりそうした観念が形成されたようだが、これは一面的な考えにすぎない。