サムスン、日本ではアップルに勝訴…特許戦反撃の契機に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.09.01 10:16
日本の裁判所がサムスン電子に軍配を上げた。アップルが「メディアプレーヤーコンテンツとコンピューターの情報を同期化する方法」に対する特許を侵害したとして、サムスン電子日本法人を相手に起こした1億円の損害賠償請求訴訟で、東京地裁は31日、「サムスンはアップルの特許を侵害していない」と判決した。ギャラクシーS、ギャラクシーS2、ギャラクシーノート、ギャラクシーTabに対する販売禁止仮処分申請も棄却した。
今回の判決で争点になったのは、MP3ファイルなどパソコンにあるコンテンツをスマートフォンやタブレットPCに移す「同期化」技術だった。サムスン電子が関連技術を無断使用したというのがアップル側の主張だった。しかし東京地裁は「アップルの特許技術がサムスン電子には適用されていない」とし、原告敗訴判決を出した。東京地裁の判決は、韓国と米国で1勝ずつ分け合った後、第3国で初めて出る決定という点で注目されていた。結果的にサムスンが1勝を追加し、米国以外の地域では特許戦が対等に進行していることを確認する契機になった。
今後、日本の裁判所ではアップルのバウンスバック(画面の跳ね上がり)とサムスンの機内モードアイコン表示法、アプリストア構造表示の3つのユーザーインターフェース(UI)関連特許の部分に対する判決が残っている。裁判所はこの部分に対する判決日程は公開しなかった。バウンスバックに対するアップルの主張が受け入れられても、サムスン製品の販売に支障は生じない。欧州や韓国で特許侵害が決定され、サムスンがすでにう回技術を採択したからだ。