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<独島紛争特別寄稿>「元々日本の領土ではないから失うものはない」という計算(3)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.08.21 10:47
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--安龍福(アン・ヨンボク)事件という些細なエピソードを韓国側が独島領有権主張の主要根拠にしていると理解しているが、個人の英雄物語を領有権の証拠として打ち出すのが果たして妥当なのか。しかも安龍福が法律違反者として問責されて述べた内容であり、信憑性も疑わしい。(※朝鮮粛宗当時、漁夫だった安龍福は日本に行き、鬱陵島と独島が朝鮮の領土という通知文を引き出したが、官名詐称などを理由に流刑となる)

「『鬱陵島と独島は当然韓国の領土』という認識において安龍福という庶民から中央政府にいたるまで一致していることを表す記録として重要だと見ているのだ。安龍福は人を害した破廉恥な法律違反者ではない。強盗を捕まえようと車道に跳び出したところ、結果的に交通信号違反になったのと同じだ」

 
--日本の古地図に独島を日本の領土と表記しているものが多いが、これについてどう思うのか。

「おそらく日本の古地図には韓国の領土と認めているものがもっと多いだろう。日本の古地図の共通点は、鬱陵島と独島を一緒に韓国領土と表記したり、または一緒に日本の領土と表しているという点だ。もし鬱陵島が韓国の領土なら、独島も当然、韓国の領土という認識を表しているのではないのか」

--日本は「1905年の編入以前から日本固有の領土であり、1905年には島根県に編入させただけ」と主張しているが、この「固有領土説」についてはどう思うか。

「嘘をついてばれると、もっと大きな嘘をついて困難を免れようとする幼稚な発想だ。‘固有領土説’とは、日本が第2次世界大戦敗戦後、過去の帝国主義、植民主義の効力に疑問が浮上したため、従来の‘領土編入説’を補強するために突然作り出したのだ」

ホン・スンモク韓国国際協力団(KOICA)理事

◇略歴=ソウル大法大卒業、国際法修士課程修了、外交通商部国際法規課長・条約課長歴任。


<独島紛争特別寄稿>「元々日本の領土ではないから失うものはない」という計算(1)

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