【コラム】金正恩の破格行動、呼び水をさす心情で…(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.08.09 16:31
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の専属料理人だった日本人の藤本健二(65、仮名)が、北朝鮮で勅使接待を受けてきたようだ。 北朝鮮の最高権力者である金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が彼のためにパーティーまで開いたという。 金正恩の招待で11年ぶりに平壌(ピョンヤン)を訪問して帰ってきた藤本が先週末、日本の記者に明らかにした内容だ。
彼によると、約20人が出席した歓迎パーティーには、金正恩第1書記夫婦のほか、妹のヨジョンもいたという。 幼い頃に親しくした外国人料理人を招待する金正恩の‘細心の配慮’に対しては、さまざまな見方がある。 内部の急ぎの仕事を終えて外側に目を向け始めたのではという解釈から、自分の包容力を誇示しようという計算されたジェスチャーだという分析、金氏王朝の宮中秘話がこれ以上漏れないようにしようという懐柔性圧力という解釈もある。 いかなる意図であれ、公私多忙な最高指導者が幼い頃の料理人のためにパーティーまで開いたとすれば‘破格’であることは間違いない。