「アンドロイドの特許料請求する」オラクルがグーグルに宣戦布告(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.07.25 10:37
ハード社長が韓国を訪れたのは、オラクルがソフトウェアとハードウェアインフラを結合した未来戦略「データセンター最適化」を紹介するためだ。オラクルは本来企業用データベースに強い。だがサンの買収後はデータベースと各種ソフトウェア、サーバーを統合した「エンジニアードシステム」を開発し主力としている。ハード社長は「データベースとサーバー、基本ソフト、アプリケーションを企業のIT管理者が別に購入して自ら組み合わせて管理させるのは顧客に不便を与えるもの。あちこちに分けられたソフトウェアとハードウェアをオラクル統合システムに変えれば速度が最大150倍速くなり管理コストは節減される」と話した。
ハード社長はこの日韓国を手始めに11月まで60カ国余りを回りこの未来戦略を説明する予定だ。韓国を初めての訪問地に選んだ理由については、「韓国は通信と電子分野で世界最高の企業を多数保有している大きな市場のため」と話した。オラクル本社最高経営責任者(CEO)が韓国を訪れたのは1997年に創業者のラリー・エリソンが訪韓して以来15年ぶりだ。
オラクルは今年初めポスコと約500億ウォン規模の企業資源管理(ERP)システム構築契約を結んだ。LG電子とLGディスプレー、大韓航空もやはりオラクルの顧客だ。最近ポスコの鄭俊陽(チョン・ジュンヤン)会長が米国でエリック・シュミット会長に会い戦略的提携を結んだことに対しハード社長は「ポスコは大変重要な顧客」とだけ答え言葉を控えた。
オラクルは「信託」という意味で、ビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズとともに「シリコンバレー1世代」のラリー・エリソンが1977年に創業した。エリソンは資産360億ドルを超える米国3位の富豪で、2002年までアップル理事会登記役員を務めたジョブズの親しい友人でもある。
「アンドロイドの特許料請求する」オラクルがグーグルに宣戦布告(1)