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【取材日記】おとなしかった日本人が立ち上がった

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.07.18 11:21
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昼の最高気温が33度の猛暑となった16日午後。

東京・代々木公園に17万人の市民が集まった。来月確定する「2030年国家エネルギー基本政策」で「原発ゼロ」を貫徹するための市民決起大会だった。参加者は「足りないのは電力でなく愛」などそれぞれスローガンが書かれた旗を掲げていた。サラリーマンに主婦、大学生、家族連れなどデモとは関係がなかった人たちが大部分だ。集会を主催した政党や市民団体が別にあるのでもなかった。ツイッターなどを通じて「決起」を覚悟した普通の人々が自発的に集まったのだ。

これより3日前の13日、東京の首相官邸前。幅5メートルほどの狭い歩道の両側に15万人の市民が殺到した。デモの隊列は数百メートル離れた霞ケ関の官庁街まで続いた。日本政府の原発再稼働方針に抗議するデモは3月末から毎週金曜日の夕方に続いている。最初は300人にすぎなかったデモ参加者はいまや500倍に増えた。

昨年3月11日の福島第1原発事故当時、近隣の浪江町に住んでいて被ばくした菅野みずえさん(60)もこの日生まれて初めてデモに加勢した。菅野さんは、「幼いころにたびたび母に『お母さんはなぜ(太平洋)戦争に反対しなかったのか』と聞いたりした。いま私は孫から『なぜおばあさんは原発に反対しなかったのか』という言葉は聞いてはならない。そのために自分から『行動』に出なければならなかった」と話した。

日本で10万人を超える群衆がデモに出たのは1960年の日米安保条約締結反対デモ以来52年ぶりだ。これまでいくら政治が「大騒ぎ」を起こしても、社会不条理があふれ出てもびくともしなかったのが日本人だった。特派員生活をしながら最も理解できなかった日本人の特性のひとつだった。そんなにおとなしかった日本人がついに立ち上がったのだ。

だが、日本の政界は微動もしないでいる。原発維持の方針を変えるつもりはないように見える。先月末に首相官邸から退勤した野田佳彦首相はデモ隊のスローガンを聞いて無意識に「大きな音だね…」と漏らした。「国民の声」(voice)を「雑音」(noise)程度だとしか思わないのだろうか。「いくら騒いでも政策はわれわれが決める」という傲慢さが敷かれている。

2010年にチュニジアで始まった中東民主化はチュニジアの国花をもじって「ジャスミン革命」と呼ばれた。最近日本のデモは「反原発デモ」が6月から本格化したことを指して「アジサイ革命」と呼ばれ始めた。日本で「~革命」という言葉が出ること自体が革命的だ。最も慎ましい国民、日本人の決起は「いかなる権力も国民の上に君臨できない」という真実を改めて悟らせる。



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