資金が回らない…2000年以降で最悪に=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.07.16 11:44
主婦のファンさんは3年前から余裕資金1億5000万ウォンを全額銀行の定期預金に入れている。年4%を下回る金利のため1カ月の利息は50万ウォンに満たない。それでも代案がないという考えからファンさんは1年に1度ずつ満期を延長する。長い間停滞に陥っている不動産はもちろん株式やファンドもそれほど展望があるように見えない。夫が退職する2~3年後から老後資金が必要になるという点もファンさんの選択権を制約する要因だ。
金が回らずにいる。2008年の世界金融危機の後に本格化した資金梗塞がますます激しくなっている。景気低迷で個人と企業が将来を悲観的にみて投資と消費をしないからだ。凍りついた心理を和らげることができなければ金利引き下げと財政政策などの景気対策も効果がなくなるとの懸念が大きくなっている。