ロシア、クリル諸島で日本漁船を拿捕
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.06.27 08:29
ロシアと日本が領土紛争中のクリル諸島(北方領土)海上で、日本の漁船がロシア国境警備局に拿捕された。
26日のNHK放送によると、この日未明、クリル諸島のクナシル島(日本名・国後島)の北西側を通過していた日本漁船1隻がロシア警護艦に捕まった。NHKは「ロシア側がきょう日本外務省に(拿捕を)知らせてきた」とし「船には日本人2人とロシア人2人が乗っていて、乾燥ナマコなどが積まれていた」と伝えた。読売新聞は、日本人2人はクナシル島のユジノクリリスクに連行され、健康状態は良好だと伝えた。
日本メディアによると、ロシア国境警備局はクナシル島の北西12カイリで日本船舶を発見した。漁船が停船命令に応じず日本側に逃走すると、警護艦は後を追って拿捕した。拿捕当時、銃撃などの衝突はなかった。今回の事件は、来月のメドベージェフ露首相のイトゥルップ島(日本名・択捉島)訪問計画をめぐり、日ロ間の神経戦が激しくなっている中で発生した。