名前を変えたＣＵはＢＧＦが所有権をすべて持つ。ファミリーマートという旧名称については韓国内で他の企業が使用できないよう契約を別に結んだ。名前を変えコンビニ店内も「２１世紀韓国型」に改善することにした。ＣＵが示す「韓国型コンビニ」は、「狭い空間でスマートに運営する」という方式に要約される。現在韓国のコンビニの平均面積は６６平方メートルで、日本の９９平方メートルより狭い。それでも商品の数は似ている。ＣＵは店舗当たり商品数を多少減らす方向を定めた。代わりに食べ物を増やし売り場の真ん中に配置する形に変える。コンビニで食べ物を購入する１人暮らし世帯が増えているのに合わせた戦略だ。

ＣＵは今年末に８０００店を超え、２０２０年には売り上げ１０兆ウォンを達成するという目標を立てた。洪会長は「韓国のコンビニ業界１位は通過点にすぎない。２１世紀韓国型コンビニを早期に定着させグローバル競争力を確保するだろう」と話した。公正取引委員会がコンビニ出店距離の制限を進めていることについては、「一業種内の規制とだけ考えているようだが、いまはコンビニと大型マートのように他の種類の流通業者が競争しているという状況を考慮しなければならないだろう」と述べた。

◇コンビニ出店距離制限：既存店舗から一定の距離内に同じブランドのコンビニがオープンできないようにするもの。公正取引委員会が店主を保護するという趣旨で推進している。しかし以前の立場は違った。２０００年にコンビニ業界が「８０メートル以内の重複出店をやめよう」という動きを見せると、公取委はむしろ「競争を妨げ消費者に被害を与えかねない」としてこれを防いだ。しかし、現在は５００メートル以内の出店を制限する案を用意している。




韓国ファミリーマートが韓国型コンビニ「ＣＵ」に名称変更（１）