OECD34カ国の凶悪犯罪を分析してみると…韓国は殺人6位(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.06.01 08:32
京畿道安養(キョンギド・アニャン)で拉致・殺害されたヘジン・イェスルちゃん事件で騒がしかった08年初め。韓国社会の関心は児童性的虐待事件に集中した。当時、崔仁基(チェ・インギ)セヌリ党議員は、携帯電話で警察が誘拐された児童の位置を追跡すれば犯行を防げると判断した。こうして08年7月に提出した「位置情報に関する改正法律案」は、国会常任委のキャビネットに4年間も埋まっていた。今年4月に水原(スウォン)で20代女性ばらばら殺人事件が発生してから通過した。崔元議員は「国会は凶悪犯罪が発生すれば関係者の問責を強調するだけで、治安政策には無知で無関心なのが実情」と指摘した。
警察庁では水原事件をきっかけに、国民安全政策を見直す「警察刷新委員会」が先月30日に発足した。全体21人のうち17人が外部の人で構成された委員会は1カ月に一回集まり、警察刷新案を出す予定だ。しかし政界の人は1人もいない。ある委員は「警察で新しい代案を出しても、法案の上程と予算を用意する政治力がない」と述べた。