<水原殺人事件>「中国同胞に偏見を持たないで」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.04.12 09:19
韓国国内の中国同胞新聞「東北亜新聞」の編集局長イ・ドンリョル氏(55、写真)は11日、「水原(スウォン)殺人事件後、一部のネットユーザーを中心に‘中国同胞追放運動’が行われていて心配している」と明らかにした。イ氏は「韓国人が2度も銃器乱射事故を起こした米国でも‘韓国人は出て行け’というような圧力や動きはなかった」と述べた。
イ氏本人も中国同胞だ。06年に韓国に入国し、昨年4月に永住権を取得した。先週、水原事件を聞いた瞬間、「無実の中国同胞が被害を受けるおそれがある」と心配が先立ったという。イ氏は「メディアが容疑者の名前の前にいつも‘中国同胞’というタイトルを付けながら、殺人犯が中国同胞である点を強調した。やり過ぎだという気がした」と話した。イ氏は「個人の犯罪のために中国同胞全体を非難してはいけない。中国同胞も被害者の家族に同情している」と述べた。