【コラム】韓日関係、感情ではなく得失で考えるべき(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.05.30 10:35
多くの韓国人は歴史的な怒りのため、こうした分析に否定的だろう。実際、李明博(イ・ミョンバク)大統領は朴正煕(パク・ジョンヒ)以降、韓国大統領の中で韓日関係の改善に最も積極的だったにもかかわらず、こうした点が足かせとなった。
しかし韓日関係は実質的に改善される機会を用意している。24日にソウル新羅ホテルで「アジア内の政治的変化の風:挑戦と機会」をテーマに開かれた「中央日報-CSIS(戦略国際問題研究所)フォーラム2012」で、韓国の官僚と専門家は、韓日両国は最近2つの核心安保関連交渉を進行中だと伝えた。軍事情報包括保護協定(GSOMIA)と物品役務相互提供協定(ACSA)だ。この協定は明らかに韓国の国益につながるが、過去の植民地圧制国との安保関連協定という政治的な問題のため締結が延期されている。北朝鮮の未来の挑発を防止する効果がある点がはっきりしているにもかかわらずだ。