焼けた崇礼門、また火災に弱い設計に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.05.23 16:59
国宝1号の崇礼門(南大門)復元工事が伝統技法に基づかず原形が損なわれ、火災が発生した場合は消火が難しいという指摘が監査院から出てきた。 22日の「文化財補修および整備事業執行実態」監査結果報告書でだ。 崇礼門復元工事は149億ウォン(約10億円)の工事契約をし、12月15日の竣工を目標に進められている。
監査院が指摘した問題は、崇礼門復元設計で瓦と屋根骨格の間の空間を土ではなく石灰を使用して埋めたという点だ。 文化財庁は09年7月、崇礼門復旧諮問団技術分科会議で、この方法を採択したが、これが通風と空気の循環を妨げ、木材を腐食させると指摘された。 これは、雨が漏れたり瓦が落ちたりするのを防ぐため1960年以降に考案された方式だが、火災が発生すれば内部の火を消火しにくくなるというのが、監査院の説明だ。 これを受け、監査院は伝統方式通りに「補土」を厚くするのがよいと提示した。