韓国の次世代高速鉄道、「KTX山川」と比較すると…
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.05.18 11:27
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次世代高速鉄道は最高時速430キロでソウル-釜山(プサン)を1時間43分で走る(写真=鉄道研究院)。
16日午後4時20分、慶尚南道昌原(キョンサンナムド・チャンウォン)「昌原中央駅」のプラットホーム。春の日差しに銀色の胴体を輝かせながら、シャープにデザインされた列車が滑るように入ってきた。最高時速430キロの次世代高速列車(HEMU-430X)だ。KTX-山川に続いて韓国の技術で開発した2番目の高速列車。6両で構成された試製車は特にシャープな列車の前部が印象的だった。韓国鉄道研究院のキム・ギファン高速鉄道事業団長は「虎やイルカなど動物およそ10種類を研究してデザインした」とし「KTX-山川に比べて空気抵抗が10%少ない」と説明した。
列車の中に入ってみた。従来のKTXより広い。客車1両の長さは24.3メートルで、KTX-山川(18.7メートル)に比べて5.6メートル長く、幅も20センチほど広い。ムグンファ号、セマウル号に似た大きさだ。
試製車であるため、座席はさまざまな形で配置されている。外国の列車に見られるようなルーム形態の6人席がまず目を引いた。また通路の左右に座席を2席、3席に分けた5席の配列もあった。座席の前には飛行機のように個人向けのLCDモニターが設置されていた。