大前氏「中国経済は楽観できない…北朝鮮の金正恩体制は崩壊する」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.05.14 18:06
大前研一氏は中国・欧州などグローバル経済と北朝鮮問題、原子力発電に関する持論も明らかにした。 中国経済については「今後、確実に悪化する」と断言した。 フランス大統領選挙で左派のオランド候補が当選したことについて、「欧州財政危機の解決に悪材料」と評価した。 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)体制は「いかなる形であれ崩壊するだろう」と予想した。
--中国経済が軟着陸するかどうか懸念されている。
「5年前まで中国人の大半が明日を楽観していたが、今はそう話さない。 中国は労働者の賃金を人為的に年平均13%ずつ引き上げてきた。 このため中国労働者の賃金は5年前の2倍になった。 人件費の上昇で企業の輸出競争力は落ち、インフレが激しくなった。 賃金を大きく上げたのは、社会的な不満を眠らせるためだ。 農民は土地を強奪され、都市は住宅価格の急騰で生活が厳しく、環境汚染も激しくなった。 賃上げでこれを眠らせようとした。 裸官と呼ばれる不正腐敗官僚も大きな問題だ。 しかし処罰は怖くない。 親せきや知人など罪を伏せてくれる官僚が政界・官界にいるケースが多い。 薄熙来元重慶市書記失脚事件で見たはずだ」