【コラム】韓国の統合進歩党は日本共産党を見習うべき(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.05.14 17:24
まず、政党の存立基盤だ。 日本共産党は典型的な草の根政党だ。 昨日、国際電話で話した植木俊雄広報部長は「‘住民が主人公’というスローガンの下、生活・医療・就職など地域民に密着した活動を活発に行っている」と話した。 志井委員長が「区役所・警察署に助けを求めれば、『本当に困っているなら共産党と相談しなさい』というほど」と自負する理由だ。 その結果は。日本の基礎自治団体議会では共産党が第1党だ。 「進歩政党をするなら国民ではなく党員のレベルに合せるべきだ」という統合進歩党の主流派の認識とは天と地の差だ。
お金の問題も徹底的にしている。 日本にも政党に対する国庫補助金制度がある。 唯一、共産党だけが受けていない。 「国民の税金を政党が分け合うのは憲法違反」という理由でだ。 企業・利益団体の資金も受けない。 その代わり機関紙・雑誌の収益、党費、個人寄付金で充当する。 統合進歩党は02年の民主労働党時代から今年1-3月期まで300億ウォン(約22億円)以上の国庫補助金を受けている。 今後も4年間、経常補助金・選挙補助金を合わせて計182億ウォンを受けることになる。 そうした状況で選挙不正・党権闘争を繰り広げる姿は誰が見ても見苦しい。