【時論】暴力あふれる大韓民国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.04.24 15:40
校内暴力は純朴な生徒が問題だらけの学校に通って突変するために生じるものではない。 校内暴力は韓国という社会で出現せざるをえない現象だ。 民主主義は寛容性の程度で測定される。 この基準によると、韓国は民主主義が具現された社会ではない。
韓国人は多様性をあまり認めない。 韓国社会はすべてのものを一つの基準で優劣を決め、序列をつける。 韓国人は相対的優位でのみ決定される出世にこだわり、いかなる状況でも優劣を決める。 保護者によって学校は出世が左右される激戦地に変わった。 親は子どもをしっかりと武装させて学校に送る。 学校で友人が消えて競争相手ばかり増える理由だ。
懐かしい思いで集まった同窓生も、お互いの過去、現在、未来を競い合って気取ったり、侮辱を感じる感情的な暗闘を繰り広げた後、苦い思いで別れる。 友人の人生に対する理解や激励よりも、学生時代の席次、現在所有している自動車の排気量とマンションの坪数、今後の出世見通しなどを比較して評価した後、ほとんどが劣等感を感じて帰宅する。