【コラム】中国の韓半島戦略の変化、今も韓国の“希望事項”(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.05.11 16:09
北朝鮮が米国と疎通して韓国を孤立させる「通米封南」の時代は過ぎ、韓国が中国と疎通して北朝鮮を孤立させる「通中封北」の時代が来たという李明博(イ・ミョンバク)大統領の発言が、進歩・保守陣営から批判を受けている。 李大統領は統一部統一教育院の特講で黒板に「通中封北」と書きながらこう述べた。 青瓦台(チョンワデ、大統領府)は、韓国が「通中封北」政策をするのではなく、北朝鮮の立場では、中国が北朝鮮を差し置いて韓国に接近することに気分を害するだろうという意味の「通中封北」だと釈明した。
李大統領の発言に対する批判は、何を根拠にそういう発言をしたのか、少し良くなったように見える韓中関係に対する過信ではないのか、そういう言葉は中国の立場を難しくするだけだという点に焦点が合わされた。 こうした批判的な問いに対する返答の一部は、李大統領の特講に出ている。 「私は4年間、中国の胡錦濤・国家主席と10回以上も首脳会談を行い、温家宝首相にも6回会った。 金正日(キム・ジョンイル)は2人に何度会っただろうか」。中国指導者との数回の会談が韓国の大統領にこういう発言をさせたようだ。