「韓日中FTAよりも韓中FTAが先」 なぜ?(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.04.27 16:17
元ソウル大国際大学院教授の朴本部長は、‘剣闘士’と呼ばれた前任(金宗フン国会議員)とはイメージからして違う。 通商交渉本部の関係者は「学生を教えるように一つずつ説得していくスタイル」と朴本部長を評価している。 朴本部長に「なぜ韓米FTA反対世論が消えないのか」と尋ねると、やや長い答弁が返ってきた。
「一般人にとって私の話は抽象的であり、反対側には非常に脅威的・屈辱的だ。 もともと貿易の利得は多くの人に広がっていて、個々人ではあまり感じられない。 これに対して被害を受ける人はみんな没落した感じだ。 こういう人の話を聞けば『なぜFTAをするのか』と思うだろう。 重要なのは、大きな絵を見ようということだ。 盧武鉉(ノ・ムヒョン)、李明博(イ・ミョンバク)大統領が韓国を卑屈に見せて得するものがあるだろうか。 FTAは韓国を魅力的に見せる制度だ。 それをするのが政治指導者だ」。