「ぬるま湯の内需市場」わなにはまったソニーとノキア
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.04.19 09:29
日本の価格比較サイトの価格ドットコムで18日現在最も人気がある液晶テレビ1・2位は東芝製品だ。10位以内にソニーが3つ、パナソニックと日立が2つずつ、シャープが1つだ。昨年基準でシェア23%を持つサムスン電子と13%のLG電子が主導している世界市場とはかけ離れた流れだ。スマートフォンもやはり世界市場では力を出せないソニー、NEC、カシオ、富士通、東芝が上位を占領している。韓国の携帯電話部品メーカー関係者は、「日本進出を打診したが『津波がきても通話できなければならないから防水機能を入れてくれ』という要求のためあきらめた」という経験を聞かせてくれた。高い「防水フォン」が世界市場で通じるはずがない。
忠誠にあふれる消費者で構成された内需市場を持っているということは企業には祝福のように見える。日本の国内総生産(GDP)は昨年5兆8000億ドルで韓国の5倍を超える。あえて世界市場に出て行き激しく戦わなくても暮らしていけるという話だ。日本の電子メーカーのうちソニーは海外売り上げ比率が70%前後だが、パナソニックとシャープは40%台だ。海外売り上げ比率が85%前後のサムスン・LGとは体感温度が違わざるをえない構造だ。