ドラマ「ファッション王」が小学校のコンピュータ室で作ったようなＣＧで作品の完成度に傷をつけた。

１９日に放送されたＳＢＳ（ソウル放送）の新しい月火ドラマ「ファッション王」では、ヨンゴル（ユ・アイン扮）が暴力団の組長の恋人と一夜を過ごしたことがばれて追われる身となった。

ヨンゴルは浜辺の近くを徘徊しているうちに、船員募集の広告を発見し、導かれるようにしてこの遠洋漁船に乗り込むことになった。そして大きな船は海に乗り出し、暴雨にあって激しく揺れるシーンでは緊張感が作り出された。しかし、このシーンは前の映像と色感が違い、ＣＧ作業を施したことが誰の目にも明らかなほどだった。捕まえたカニを水槽に入れるシーンでも、いきなり水がきれいになるなど、プールに入れたことがいかにも分かるような有様だった。このような稚拙なＣＧ作業が視聴者の感情移入を冷めさせ、ドラマの完成度を低めた。

放送後、視聴者はドラマの内容よりもＣＧ作業の稚拙さを指摘するコメントが相次いだ。「タイトルを『ファッション王』から『海賊王』に変えたら？」「これくらいなら小学校のコンピュータ室で作れそう」「ハリウッドも笑うＣＧ作業」と、失笑を禁じえない様子だった。

一方、同日放送された「ファッション王」は全国視聴率１０％（ＡＧＢニールセンメディアリサーチ）を記録した。