日本人相手のぼったくりの裏に紹介料を受ける“客引き”(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.03.02 08:38
先月28日午前10時、ソウル南大門(ナムデムン)市場。2泊3日の日程で韓国を訪れた日本人大学生ユキさん(19)に黒のジャンパーを来た男が話しかけた。ユキさんはこの男が客引きだと直感した。韓国を旅行したことがある先輩から聞いていたからだ。しかし「安く買えるところを教える」という言葉に耳が傾いた。この男について店を4、5カ所ほど回った。「安くする」という商人の言葉にユキさんはうれしくなり、時計、財布、革ジャンパーなどを買った。ユキさんの楽しいショッピングは、明洞(ミョンドン)の高麗人参店に入って急に変わった。その店の人から「案内した男が買い物した金額の一部を紹介料として受けている」という話を聞いたからだ。
ソウル南大門市場と明洞に外国人観光客を対象にした客引きが増えている。客引きは外国人観光客を紹介する見返りに商人から手数料を受ける。結局はぼったくりにつながり、観光韓国のイメージを傷つける。客引きは主に明洞の中央郵便局前、南大門(ナムデムン)の境界地域で活動している。日本人観光客がターゲットだ。安い店を教えると提案し、一緒に歩き回りながらショッピングを誘導する。後に店の商人から手数料を受ける。