韓国軍幹部がスマートフォンで公文書を撮影し流出(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.02.07 08:51
スマートフォンとソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の使用者が急激に増えたことで軍のセキュリティに弱点が生じている。部隊内での使用を統制するシステムが用意されておらず、軍の方針や機密が外部に流出する危険が大きくなったのだ。
外部流出はすでに現実に現れている。先月30日、陸軍軍需司令部所属の部隊で部隊長が「ナコムス」「閣下退任日カウンター」など一方的な政府批判を入れたアプリケーション8個を削除せよという公文書が下達された事実が外部に漏れ、プライバシー侵害議論が起きた。また、先月17日には個人のスマートフォンを回収して政府非難と北朝鮮称賛の内容の10個を削除した陸軍某軍団の措置に反発した副士官が公文書をスマートフォンで撮影してメディアに流出させた。これと関連し、国防部のキム・ミンソク報道官は6日、「北朝鮮と対峙している軍が北朝鮮を称賛する内容にアクセスしたり、軍最高統帥権者の大統領を誹謗し命令に反する言動をするのは違法だ」と話した。