【海外コラム】北朝鮮のサムライ規則(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.01.04 17:43
昨年12月19日、北朝鮮は‘親愛なる指導者’金正日(キム・ジョンイル)総書記が17日、現地指導中に野戦列車の中で死去したと発表した。 支配権力は金正日の息子・金正恩(キム・ジョンウン)に委譲された。 世界の耳目は、果たして金正恩が実質的に国の本当の指導者になれるかどうかに集まっている。
金正日は金正恩の父親であり、北朝鮮建国者の金日成(キム・イルソン)から支配権力を譲り受けた。 しかし歴史は、父子間の順調な世襲が規則というより異例であることを見せている。 13世紀の日本鎌倉幕府時代、源実朝が第3代将軍となった当時、年齢は12歳だった。 実質権力は初代将軍の妻・北条政子と北条家が掌握した。 サムライ社会を率いるには実朝はあまりにも幼くて未熟だった。 戦闘経験が豊かで年齢もあるサムライが、実戦経験が一度もない若造の命令を歓迎するはずはなかった。