冬季五輪向け仁川空港-平昌区間の高速鉄道建設は白紙に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.01.03 15:37
韓国政府が仁川(インチョン)空港-平昌(ピョンチャン)区間を68分で走破する高速鉄道(KTX)の建設を推進しないことを決めた。 2018年平昌冬季オリンピック(五輪)向けに路線を新設するには10兆ウォン(約7000億円)の予算が必要だが、その後の需要は少ないという判断からだ。 冬季オリンピック招致委員会は昨年、南アフリカ・ダーバンで開かれた招致プレゼンテーションで、平昌-仁川空港を68分でつなぐと発表した。
匿名を求めた国土海洋部の関係者は2日、「招致委の約束を履行するには仁川空港-平昌区間に時速250キロ台の高速鉄道を新設しなければならない」とし「費用と需要を考えれば事業性はないという結論が出た」と明らかにした。 また「仁川空港鉄道・京義(キョンウィ)線・中央線など既存線と原州(ウォンジュ)-江陵(カンルン)鉄道(予定)を活用する案を推進中」と説明した。 この場合、仁川空港-平昌間の所要時間は93分-107分となる。